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自動書記

ドストエフスキーごっこ。真似事をする奴は馬脚を露にしたに過ぎないらしい

 私は駄目人間に相違ないので、こんな出来る人の巣窟なんか離れてとっとと帰りたい。しかし帰ると言って何処に帰るのだろうか。そうだ私の帰るところなんて存在しないのだ。「いやそれはおかしいだろう。実家だってあるじゃないか」と言うかもしれない。なるほどあなた方の家もそれなりに不幸なのだろうし、我が家は外見上幸せなのかもしれない。しかし実際のところうちの母親は私が中学1年の時から子供を育て終わったら絶対に離婚すると宣言し、それは節目節目で言われてきた。父親は自己完結型の人間なので恐らくそれに気づいていないので、離婚は確定路線だろう。そして妹との仲は最悪で、あれは未だに自分を悲劇の主人公だと思い込んでいる。だから我が家は解体寸前であり、帰る所はないのである。実家などなくても地元なら友達もいるだろうと思う人もいるだろう。しかし私に地元なんて存在していないのだ。どこに行ってもよそ者だし、そもそも私の親からして既によそ者なのだ。

 まぁそんなことはどうでもよい。どうでもいいことにこれだけの文を書き連ねるということはどうでも良くないのかも知れないが、とりあえず措いておきたい。思うに駄目人間が東大の法学部なんかに入ってしまったことが運のつきだった。彼らは器用にもバイトをしながら勉強し、それでいながら家事をこなしつつサークル活動にも勤しんでいるのであろう。片や私はどうだろうか。バイトをしようとしたらさしたる失敗もないのに気づけば弾かれているし、勉強は出来ないしサークルにいたっては体を痛めて参加できない。何たる無能か!それでいて、本当のところ自分が無能だ何て思っていないのがもう救いようも無い傲慢である。いや、無能でないと思いつつもやっぱり無能だと思っているというか、救いようがないのでそれはやはり無能だという話になるのかもしれない……ええい、こんがらがってきた。これだからダメなのだ。しかし合理的にこれだ、となんて言えるのだろうか。経済的な利害だけで物事を語れるのならば機械にでも任せておけばよいではないか。事実、周りの人間はまるで機械のように損得で動いている。尤も、私は機械にも劣る、という意味で書いているのだが。一般的に機械と人間どちらがすぐれているだろうか?恐らく機械だろう。彼らの処理能力には感嘆すべきものがある。人間の利点と言えばそれ以外の点に求められるべきなのだろうが、合理的で都会的な現代人にそのようなものは必要ない。前近代的な感覚!それは自分の特になるときのみ受け取るべき利益であり、決して自分が支出するべきものではないのである―話が横路に逸れた。

 このような人間であるから私が人を呪うのもごくごく当然のことだろう。もっと頑張れよ、自分の責任だろ、それは正論だ。だが何度も言うように正論だけで世の中が動いているのだろうか。私は原則が好きだが、そろそろその原則とやらに耐えられなくなってきた。そうだ自己責任が原則のはずだ。しかし、何故私が他人の責任まで負って挙句潰れたことが自己責任の原則で片付くのだろうか。それは本来的にはその責任とやらを各人がこなしていれば、何等問題の無い話だったのではないだろうか。それとも私がその責任を更に誰かに投げるか、あるいは自分でやれよクズと言って送り返せばよかったのだろうか。私には全く解らない。しかし一ついえるのは、誰もが責任を全うするわけではない以上、どこかに歪が回ってきて、誰かを殺さなければならないということだ。その誰かが私だというつもりは無い。しかし、誰かは必ずいる。それを自己責任論で追い詰め、殺してしまって「彼の死を乗り越える」なんて、如何にも美しい言葉のようだが要するに死体を踏み台にして次へと進むことは果たして適切なことなのか。  だから私には地下室が必要なのだろうか?いやそれも違う。誰かにかかわっては誰かを殺してしまうかもしれないし、或いは殺されてしまうかもしれない。駄目人間の私はそんなこととても出来ない。しかし、かといってそれをしなければやはり誰かを殺してしまうだろう。殺す、殺す……殺せ!これは命令だ。だが全く不合理なことに私の心が命令を拒む。命令に背く?そのような人間は縄で吊ってしまえばよい。人を踏みたくないなんて甘えだ。人に踏まれたくないなんて甘えだ。踏み付けて踏みつけて、徹底的に利用せねばならない。そうでないと利用され絞りつくされ、そして自らの手による絞首刑を与えられるだけだ。のるかそるか。いや、「吊るか吊られるか」だ。そうすると、人を呪うのはやはり適切ではない。正しい道は人に絞首台を与えてやることだ。そうでないと自分が階段を登ることになる。

 ああ全く下衆な話だ!正義などどこにもありやしない。何そんなもの最初からないんだよ、だと。ほほうそれでは私があなたの大事な人を奪ってもそうか。枕営業を強いたり弱みに付け込んで乱暴な真似を働いく人間にもそういうか。それでもなお「自己責任だ」と言い切ることが出来るのか。いや違う私の言うことは必要悪か。では私の挙げたようなことはどうして必要悪ではないのか。刑法に触れるからか?しかし私の言っていることだって殺人罪……いやもし故意が認められなかったところで過失致死だ。異常な因果経過でもなんでもない。ただそれをみんなでやったから誰の責任か解らないだけだ。自殺教唆すら成立は怪しい。皆で殺せば何等怖くない、ということになるのだ。なんと言う世界だ!だが、それとて甘えである。己の無能を世界に転嫁している。そうじゃない。何等問題は無いのだ。しかし私には人を殺すまでの欲望はないのだ……

 悲劇の主人公になりたがる人の気持ちがまるで解らない。私は喜劇に出たかったのだ。一体何を誤ったのか。それともこれが馬の脚なのだろうか。



 みたいなものを、気づいたら書いているから困ったものだ。


メモ
5/6…案内をちょっとだけいじりました。




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(革浪同旗)  勝手に内閣改造

首相……高橋哲哉
外相……姜尚中
文科相……小森陽一
法務相……長谷部恭男
男女共同社会参画大臣……上野千鶴子

クーデターでこんな内閣が成立したら、私は亡命するほかあるまい。 あ、改造じゃないや、これ。